Web3.0とは?主要プロジェクトを徹底解説
仮想通貨TONを応援している、エアドロハンターりんです😉💎今回は、今非常に注目されているWeb3.0プロジェクトについて初心者の方でも分かるように解説します。
この頃、よく耳にする「Web3」や「仮想通貨」という言葉ですが、何か怪しくて自分とは遠い存在と思っていませんか?
この記事では、皆さんの不安を払拭するために、まだまだ新興市場のWeb3.0プロジェクト(仮想通貨関連)について徹底解説します。
Web3.0とは
Web3.0の概要
次世代のインターネット「Web3.0」とは、特定の企業や管理者に依存せず、データや情報を分散化し、個人で管理可能なブロックチェーンネットワーク上に構築された分散型インターネットです。
ブロックチェーン技術を用いた情報の分散管理を導入することで、従業員のミスやハッキング攻撃による個人情報流出等のリスクを減らすことが可能になります。
・データの改ざんは事実上不可能
・特定のサーバを経由せずにユーザーや企業間の直接取引が可能になる
・従来のサーバーでデータを一元管理するよりもセキュリティは高い
・送金は安くて速い
・法律や国ごとの検閲にかからず、シームレスなネットワークの使用可能
・言論の自由
・デジタル商品の唯一性を証明できるNFT技術
・利用する際のハードルがWeb2.0に比べるとまだまだ高い
・管理者がいないため何か問題が起きても自己責任
・法的な整備がまだ整ってはいない
Web1.0&Web2.0との違い
Web1.0 ~情報の閲覧~
・テキスト主体のWebサイトがメイン
・ウェブサイト主が情報を発信し、ユーザーはコンテンツを読むだけ
・情報は一方通行
Web 1.0 : The Static Web Era | Illustration by: Mansi Patodi
Web 2.0 ~情報の交換~
・画像や動画主体のプラットフォーム
・SNSの普及により双方向コミュニケーションが可能に
・特定の企業が個人情報等のデータを管理する中央集権型
→プライバシー&利益の侵害や個人情報の漏洩などのリスク
Web2.0: The Interactive Web Revolution | Illustration by: Mansi Patodi
Web3.0 ~情報の共有~
・ブロックチェーン技術の使用で個人情報の分散管理が可能に
・運営者や支配人/管理人が不要な非中央集権型
→プライバシーやセキュリティ、透明性の向上
Web3: The Decentralized Digital Frontier | Illustration by: Mansi Patodi
前提知識
プロジェクトの一覧の前に前提知識をまとめておきました。
既にご存じの方は、注目のプロジェクトまでスキップしてください。
Web3.0のプロジェクトを構築するためには、トークン(暗号資産)が必要になります。トークンは以下の二種類があります。
①代替性トークン(暗号資産): ドルやビットコインのように同じ価値を持つ同等の何かと交換可能。
→運営維持の報酬として暗号資産を発行し、プロジェクトのユーザーやコミュニティに配布する。
→ガバナンスへの参加権としての使用やサービスへの支払い手段としての利用もある。
②非代替性トークン(NFT): 世界に1つだけの唯一無二なものとして存在。
→デジタルコンテンツに保有している情報を紐付ける判子のイメージ。
→インセンティブとして発行されるケースとされないケースの両方存在する。
① イーサリアム(ETH)
ETHは、分散型アプリケーションDAppsや分散型金融DeFiの基盤となったイーサリアムブロックチェーン上で使われるネイティブトークンです。
イーサリアムはスマートコントラクト機能を搭載することで、決済や価値の移動に特化したBitcoinブロックチェーンを進化させる形で開発されました。
・事前設定によって自動的に実行されるシステム=スマートコントラクト実装
→1人では改ざんが事実上不可能
・ETHは、イーサリアムブロックチェーン上のガス代の使用や取引に使用可能
・Proof of Stake(PoS)に承認方式が変更され、イーサリアムの取引にかかる消費電力が大幅削減
② バイナンスコイン (BNB)
バイナンスコイン(BNB)は、世界最大の暗号通貨取引所である「バイナンス(Binance)」が発行する独自の暗号通貨で、BNBチェーン上で使われるネイティブトークンです。
・取引手数料の割引
・バイナンスエコシステム内でのさまざまなサービスで使用可能
・定期的にBNBを買い戻してバーン(焼却)している
③ ソラナ (SOL)
ソラナ(SOL)は、高速で低コストな暗号資産の取引トランザクションを特徴とする次世代ブロックチェーン上で使用されるネイティブトークンです。
・トランザクションの順序を効率的に確定する技術 Proof of History (PoH)を採用
・スケーラビリティに優れている
・多くのDAppsやDefiプロジェクトが開発されている
④ トンコイン (TON)
トンコイン(TON)は、世界的なメッセンジャーアプリ「Telegram」が開発した、超高速なトランザクション処理が可能なTONブロックチェーン上で使用されるネイティブトークンです。
・シャーディング技術により超高速なトランザクション処理を実現
・スケーラビリティ問題を解決する3つのブロックチェーンで構成されている
・コミュニティ主導の堅調な開発
TONについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご一読ください。
注目チェーン上の代表的なプロジェクト一覧
一目で分かるように、代表的なプロジェクト一覧を作成いたしました。
① ETH | ② BNB | ③ SOL | ④ TON | |
---|---|---|---|---|
ステーキング | Lido | Stader | Jito | STON.fi |
Liquid Staking | Ether.fi | Lista DAO | Sanctum | Tonstakers |
リステーキング | EigenLayer | N/A | Solayer | N/A |
DEX | Uniswap | Pancakeswap | Jupiter | DeDust |
ブリッジ | Orbiter Finance | Stargate | Wormhole | TON Bridge |
GameFi | Axie Infinity | Era7 | STEPN | Catizen |
SocialFi | Cyberconnect | Cheelee | Secretum | Moons |
それぞれのプロジェクトの特徴を以下で簡潔に紹介しておきます。
① ETHのプロジェクト
Lido (Staking)
Lidoとは、ステーキングした$ETH(仮想通貨)が動かせなくなる問題を、$ETHとおおよそ1:1で価格が連動している$stETHを報酬として付与することで解決しています。$stETHはDeFiで利用可能のため、間接的にステーキングした$ETHを運用することもできます。
Ether.fi (Liquid Staking)
Ether.fiとは、仮想通貨をステーキングすると、通常のステーキング同様報酬が得られ、加えて債権トークンも得られるリキッドステーキングが可能なプラットフォームです。
EigenLayer (Re-Staking)
EigenLayerとは、ステーキングされた$ETHを再利用することで、イーサリアムのPoSシステムを強化するプロトコルです。DeFiとブロックチェーン技術の開発を担うEigenLabsが運営しています。
Uniswap (DEX)
Uniswapとは、イーサリアムブロックチェーンなどを基に開発されたDEXで、1,000種類以上の暗号資産を24時間取引可能です。
Orbiter Finance (Cross-Chain Bridge)
Orbiter Financeとは、異なるブロックチェーン間でシームレスかつコスト効率の高い転送を可能にする分散型クロスロールアップブリッジを提供しているサービスです。
Axie Infinity (GameFi)
Axie Infintyとは、2018年3月にベトナムのSkyMavis社がリリースしたRonin Network上のWeb3.0ゲームで、全盛期には圧倒的な人気を誇り、億り人も輩出されるくらい稼ぐことができるゲームでした。
Cyberconnect (SocialFi)
Cyberconnectとは、世界初の分散型ソーシャルグラフ(SNS上での相関関係)プロトコルで、次世代のSNSと謳われています。
② BNBのプロジェクト
Stader (Staking)
Staderとは、シビル態勢スキームにPoSを採用するブロックチェーンのステーキングを利用しやすくする環境を提供しています。
Lista DAO (Liquid Staking)
Lista DAOとは、LSDfiを搭載したオープンソースの分散型ステーブルコインの貸付プロトコルです。ユーザーはステーキング報酬を得る傍ら、リキッドステーキングトークンの運用もできます。
Pancakeswap (DEX)
PancakeSwapとは、BNBブロックチェーンを基盤にしたDEXです。仮想通貨の無期限先物取引、ファーミング、ステーキング、宝くじのように収益化の方法も多種多様ある。
Stargate (Cross-Chain Bridge)
Stargateとは、あらゆるチェーンに同時接続された数多いネイティブトークンの「統一流動性プール」が中核となっているクロスチェーンブリッジです。
Era7 (GameFi)
Era7: Game of Truthとは、BNBチェーン上のNFTカードゲームです。ブラウズやアプリから簡単にゲームプレイすることが可能で、$Eraや$GOTなどのトークンが報酬として獲得できるようになっています。
Cheelee (SocialFi)
Cheeleeとは、ユーザーの登録者数にかかわらず誰でも、動画の視聴をすることで稼ぐことができるショート動画プラットフォームです。
③ SOLのプロジェクト
Jito (Staking)
Jitoとは、マイナーやバリデータ報酬とは別で利益が得られるEVM報酬の分配を受けられるリキッドステーキングプロトコルです。
Sanctum (Liquid Staking)
Sanctumとは、ソラナを預けることで利回りを得ることができるリキッドステーキングプロジェクトです。
Solayer (Re-Staking)
Solayerとは、Solanaをリステーキングすることができるプロダクトです。
Jupiter (DEX)
Jupiterとは、Solanaエコシステム内のDefi上に構築されたSolana基盤のDEXです。
Wormhole (Cross-Chain Bridge)
Wormholeとは、30種類以上のブロックチェーンとL2ネットワーク間のメッセージングやクロスチェーンブリッジを提供するプロトコルです。
STEPN (GameFi)
STEPNとは、ファインドサトシラボが開発した、動いて稼ぐ「Move to Earn」がテーマのweb3ゲームです。
Secretum (SocialFi)
Secretumとは、Solanaブロックチェーン基盤で、暗号化と分散化により、高い秘匿性とセキュリティが確保されたメッセージング&OTC(個人間暗号資産)取引が可能なプラットフォームです。
④ TONのプロジェクト
STON.fi (Staking)
STON.fiとは、TONブロックチェーン上に構築されたDEXで、24時間トークンのスワップやステーキングが可能です。
Tonstakers (Liquid Staking)
Tonstakersとは、TONチェーン上の流動性ステーキングプロトコルです。TONをステーキングすると、他のDefiなどで使用可能な$tsTONが貰えます。
DeDust (DEX)
DeDustとは、TON ブロックチェーン上に構築された分散型取引所 (DEX) です。2024年7月21日時点では、TON上のプロットフォームでTVLが一位であり、今非常に勢いがあります。
TON Bridge (Cross-Chain Bridge)
TON Bridgeとは、TONブロックチェーンから他のブロックチェーンに資産をブリッジしたり、その逆を行ったり可能なクロスチェーンブリッジです。
Catizen (GameFi)
Catizenとは、Play-To-Airdropと打ち出しているTelegram上のWeb3ゲームです。2,000万人越えの参加者数を誇り、無料で取り組むことができます。
Moons (SocialFi)
Moonsとは、TONブロックチェーン上に構築されたテレグラム内のSocialFiプラットフォームです。ユーザーは、投稿やコメント、共有などの活動を通してトークンを獲得することができます。